みなさんこんにちは
大澤ガバナー補佐、ようこそお出で下さいました。新年度の最初の例会がガバナー補佐訪問例会ということで、また大澤ガバナー補佐にとりましても、諏訪グループ最初の訪問例会ということで、記念すべき例会となりました。本日はよろしくお願いします。
いつかこの日が来ると思っておりましたが、いよいよ始まりました。喜びというより、不安と緊張でいっぱいであります。せっかく会長をやるからには、自分らしく、笑顔を忘れず、明るく元気にやりたいと思います。そして、思いっきりロータリーを楽しみたいと思っております。皆さんに支えて頂き、1年間悔いの残らないよう、全力でやりきりたいと思います。あらためて、ご協力の程よろしくお願いいたします。
今日の話ですが、「国際ロータリー定款」の改定の話をしたいと思います。
定款といえば司法書士の私にとって専門分野ですので、第1回例会にふさわしい題材ではないかと思います。ただ、司法書士が仕事の上で見る定款は会社の定款でありまして、ロータリーの定款も恥ずかしながら不勉強で、一度も見たことが無かったので、大雑把な説明しか出来ませんので、ご容赦いただきたいと思います。
ロータリーの友の6月号に「ロータリーの明日」という題で、国際ロータリーの規定審議会のレポートが載っていましたので、お読みになって驚いた方もいらっしゃると思いますが、4月10日から15日、アメリカのシカゴで規定審議会が開催されまして、規定審議会というのは、3年に1度シカゴで開催され、ロータリーの規定の改定を審議する、国際ロータリーの立法機関ですが、そこでロータリーの歴史を変えるような重大な規定の改定が数多くなされまして、7月1日より効力が生じております。
今回の審議会では、例会スケジュールや会員の資格条件などに関して、より多くの裁量権をクラブに委ねる立法案が可決されております。
まず、例会についてですが、簡単に言えば、クラブが月に少なくとも2回以上の例会を行う限り、いつ、どのくらいの頻度で例会を開くか、あるいは必要に応じて例会を変更又は中止するとか、また例えば奉仕プロジェクト又は社交行事を例会とみなす、というように、何をもって例会とするか、について、より多くの裁量権がクラブに与えられました。
「標準ロータリークラブ定款」の「本クラブは、毎週1回、細則に定められた日及び時間に、定期の会合を開かなければならない」という規定が変更になったわけではなく、あくまでも「毎週」が基本で、それ以外の回数を「各クラブの規則に定めてもよい」ということです。規則さえ変更すれば、月2回の例会でもいいよ、ということであります。
この規定変更により、これまでより、年間の例会回数を減らすことが可能になりました。クラブの運営費で、一番大きいのが例会費ですから、例会を減らすことが出来れば、財政的に楽になりますので、他の奉仕活動に、より多くの予算を使うことが可能になります。また、会員増強という面でも、毎週例会に出るのが負担な人も、月2回だったら入会してもいいかなと思う方もけっこういると思います。各クラブにとって、大変重大な問題であります。茅野としても、今後どうしていくのがいいのか、早急に議論をしていきたいと考えております。
次に、会員の資格条件の改正ですが、RI定款の会員資格6項目という、皆さんよくご存知の「一般に認められた有益な事業や専門職務の所有者、共同経営者、法人役員、支配人のいずれかであること」という条件がありましたが、すべて削除されました。そして、「クラブは、善良さ、高潔さ、リーダーシップを身をもって示し、職業上および地域社会でよい評判を受けており、地域社会および世界において奉仕する意欲のある成人によって構成されるものとする」と変更が加えられました。今までは、会社の社長や役員あるいは税理士や司法書士といった資格者でないとロータリーに入れなかったわけですが、これからは、主婦の方や普通のサラリーマンの方でも奉仕する意欲のある人でしたら、入会できることとなりました。どのような方が入会できるのかは、クラブの裁量に委ねられることとなりました。会員増強にとって、今まで声をかけられなかった人にも、声がかけられるようになりましたので、どんな方が入会してくれるのか、本当に楽しみであります。
次に、入会金に関してでありますが、RI細則と定款から「入会金」が削除され、新会員は入会金を支払わなくても入会できるようになりました。
ロータリーの友の6月号の記事では、すべてのクラブで新会員に対して入会金の支払を求めることが出来なくなった、と書かれていましたが、これは間違いで、クラブは入会金の規定を細則に加えることが出来るので、各クラブの裁量で今後も入会金を徴収できます。茅野としても、入会金をなくせば、入会のハードルが一つなくなるわけで、会員増強との絡みで、どうして行ったら良いのか、考えたいと思います。
もう1点財政面で重要な改正ですが、3年にわたって4ドルずつ人頭分担金を増額する立法案が採択されました。
この他にも、ローターアクターが同時にロータリークラブの正会員になることを認める制定案も採択されるなど、様々な変更があったわけですが、時間の関係で省かせて頂きます。
クラブに重大な裁量権が与えられたということは、それだけクラブの責任が重くなったということを意味します。茅野ロータリーとして、例会運営をどうするのか、細則をどうするのか、未来を見据えて早急に議論し、年内に結論を出したいと考えております。
そんなことで、会長挨拶を終わりたいと思います。
Last Update:2016年09月14日